★女性消防士になるきっかけを聞いてみた

跡邉　

永井さんと木村さんは高卒で働こうと思ったなんてすごいよね。なんで消防士になろうと思ったの？

永井

私は、保育園の頃から、防災訓練とかに来てくれる消防士の姿に憧れていました。高校で進路を考える時期になって、今までずっと憧れていた記憶がよみがえり、消防士になりたいと思うようになりました。

跡邉

保育園の頃から憧れていたなんてすごいね。木村さんはなんで消防士になりたいと思ったの？

木村

公安職になりたいと思ってて、その中でも小さい頃から憧れていた消防士になりたいと思い、受験しました。

 

★消防学校について聞いてみた

馬込

学校入校の時、髪の毛は切りましたか？

跡邉

切ったら中途半端な長さになっちゃって逆に邪魔だった。

植野

私もショートにして前髪を作ったら、前髪が本当に邪魔で後悔しました。

平塚

私は、受験の時もショートにした方が印象がいいと思って切りました。

馬込

学校入校の時も受験の時も、髪の毛を短くしなければいけないっていう決まりはないから、切るならバッサリ切った方がいいし、切らないならピシッと結べる長さが一番いいかもね。

 

永井

訓練内容は今も昔も変わってないですよね？

跡邉

訓練は入校して、機器取扱い訓練、救急訓練、救助訓練、応用訓練、総合展示訓練に向けての訓練とかがあったね。

馬込

はい。私の時も同じ内容でした。

跡邉

そういえば、お昼の時間短くなかった？（笑）

植野

午前の訓練が終わるのが遅いうえに、午後の訓練が始まる前に準備とランニングを終わらせて、整列・集合して教官を待たなきゃいけなかったから、全然時間なかったですよね。

跡邉

ご飯の量多かったよね？（笑）

植野

私は、ご飯の量が多くて太りました（笑）

馬込

えー！？でもあの量をまともに食べてたら太るかもね（笑） 

 

馬込

教官は怖かった？

木村

最初は怖かったです。　

永井

入校式のときはめっちゃ怖かったよね。でも今考えると想像よりは怖くなかったかもしれないです。私、授業中にいきなり出動訓練がかかって、決まった服装で集合して整列しないといけない訓練で靴に足がはいらないくらい紐をきつく縛ってしまって、靴のチャックを上げずに整列したら「これで出動するのか！」とすっごく怒られました。

跡邉

でもその教官すごいね。大事だよってこと教えてくれたんだね。

永井

そうですよね。ありがたいです。最初がそれだったので、教官が怖いイメージになってしまいました。

　

跡邉

木村さんと永井さんは学校を卒業したばっかりだけど、学校は楽しかった？

木村

楽しかったです。特に一番の思い出は毎日授業が終わった後の、永井と一緒に自主練の時間で、授業でできなかったところを繰り返し訓練したことが楽しかったよね！

永井

ほとんど2人で毎日訓練してたけど、本当に楽しかったよね！

平塚 

二人は仲いいんだね（笑）

 

 ★正直どうなの？

馬込

2人はもう災害出動しているの？

木村

私は、今のところ受付が主な仕事なので、災害出動はまだしてないです。

永井

私は、災害に出てます。でも現場で何をしていいか分からず戸惑っています。

馬込

所属によって違うんだね。

 

跡邉

働いてみてイメージとのギャップってあった？

馬込

私は、訓練をたくさんしてるイメージがあったけど、圧倒的に事務処理が多くてびっくりしました。

跡邉

本当にそうだよね。

平塚

私は、入る前は救急救命士を知りませんでした。入って救急救命士っていう資格があるのを知りました。

馬込

あ！！私もそう。

木村

先輩方が、働いていて大切にしていることってありますか？

馬込

私は、礼儀が大切だと思います。職場の人とか、日頃から正しい言動をすることで救急現場などで自然に正しい言動ができると思っています。

植野

私は「ありがとう・ごめんなさい」を言うことが大切だと思います。消防業務は1人でできるものではない。だからこそ、日頃から「ありがとう・ごめんなさい」 という気持ちを伝えて仕事するのが大事だと思っています。

跡邉

失敗したことを言わないで迷惑かけることもあるから、ごまかさないで失敗したことをしっかり謝ることは大事なことだよね。

平塚

私も馬込さんと植野さんと似ていますが、消防は隊で行動することから、コミュニケーションが必要になってくると思うので、一番大切なのは挨拶じゃないかと思っています。

跡邉

私は、当務者全員と1日1回以上話すことを心掛けています。1・2年目のときの当時の課長が、当務者全員と話していてその時の職場雰囲気がとても良かったので、私もそういう職場を作りたいと思っています。