稲敷広域消防本部

指揮隊

指揮隊について

~ 24時間体制 専任の指揮隊 ~
近年、消防職員及び消防団員の各種災害現場、訓練等において受傷、殉職事案が続いて
おり、安全管理の面から指揮体制の整備の必要性が指摘されてきました。
 専任の指揮隊は、災害現場活動上の安全管理の確保及び円滑・効果的な消防活動の遂行を行います。指揮隊長は情報収集・判断の下、組織的で厳正な指揮を実施し、安全・確実・迅速に現場を指揮することが任務です。

 
※ 本部指揮隊の災害出場区分

  1. すべての火災
  2. 救急救助事故
  3. 特殊災害事故
  4. 列車事故
  5. 防災ヘリ・ドクターヘリ要請時の安全確保

 
※ 本部指揮隊の業務

  1. 災害現場に於ける所轄指揮隊と連携しての指揮活動
  2. 警防に関する各種訓練計画の企画と所属への訓練指導
  3. 指揮活動上必要な情報の収集と管理
  4. 広域圏内の警防計画の検証と所属への指導
  5. 特殊建物等への所属との合同警防調査
  6. 防災ヘリ・ドクターヘリのランデブーポイントの管理
  7. ボート入艇場所(スロープ)の管理
  8. 各種災害活動の検討
  9. ドローンの運用

救助隊


 救助隊(きゅうじょたい)とは、人命救助のための活動を主たる任務とする消防救助の専門部隊のことです。
 当本部には、龍ケ崎消防署に「高度救助隊」、いなほ消防署と阿見消防署に「特別救助隊」、牛久消防署に「救助隊」の4部隊が配置されています。

 救助隊は、火災や交通事故のほか、機械事故や高層建物での事故、CBRNE(化学・生物・放射線・核・爆発)などの特殊災害など、あらゆる救助事案に対応します。このため常日頃からあらゆる災害を想定した部隊訓練を実施し災害に備えています。

潜水救助隊


潜水救助隊は、利根川、小貝川、霞ヶ浦、牛久沼などにおける水難事故に対応するため、潜水して救助活動を行う部隊です。
 潜水救助隊員は、潜水士資格と潜水技能研修を修了した者を消防長が任命します。
 
 隊員は各消防署に分散配置されており、水難事故発生時には、各署より隊員が現場に集結し活動することとなっています。
 水中での救助活動は陸上と違い、視界、水深、現場の状況、気象条件の影響を強く受け、潜水病の危険を伴うなどきわめて困難な状況の中で行われます。そのため、水難事故に対処する隊員は常に強靭な体力と精神力が求められます。

緊急消防援助隊


 
 
 緊急消防援助隊とは、平成7年1月17日の阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、大規模災害等において被災した都道府県内の消防力では対応が困難な場合に、国家的観点から人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施し得るよう、全国の消防機関相互による援助体制を構築するため、平成7年6月に創設されました。平成15年6月の消防組織法改正により、緊急消防援助隊が法制化(平成16年4月施行)されるとともに、大規模・特殊災害発生時の消防庁長官の指示権が創設されました。 
 

 緊急消防援助隊の部隊は、全国の消防本部から登録された指揮支援部隊、都道府県指揮隊、消火部隊、救助部隊、救急部隊、後方支援部隊、通信支援部隊、特殊災害部隊、特殊装備部隊、航空部隊、水上部隊から構成され、大規模災害発生時には、消防庁長官の出動の求め又は指示により部隊が出動します。
 当消防本部においては、平成7年9月5日に初登録し、現在は消火部隊、救助部隊、救急部隊、後方支援部隊を緊急消防援助隊として登録し、被災地で一人でも多くの人命を救うため、日夜訓練に励み、また緊急消防援助隊ブロック訓練等に参加し、大規模災害発生時の要請に対し迅速に出動出来る体制をとっています。
 また、当消防本部では、平成16年の新潟県中越地震、平成23年の東日本大震災に緊急消防援助隊として被災地に派遣されています。
 
 

お問い合わせ
  稲敷広域消防本部 警防課
  〒301-0837 龍ケ崎市3571番地の1
  電話 0297-64-3745(警防課)